初等部だより

2020年07月03日 (金)

5年生 米作り(田植え体験)

5年生は学習の一環として、米作りに毎年チャレンジしています。子どもたちは校内の田んぼで、毎年、土づくりの代掻きから行いますが、今年は臨時休業だったため、田んぼでの作業は今回の田植えが初体験。
新型コロナウイルスの影響もあり、友達との間隔を開けたり、マスクをしたり、友達のサポートができなかったりといろいろな制約があるなか、田んぼでの泥の感触に歓声や悲鳴をあげ、米作りの醍醐味を味わっていました。

校内にある田んぼに水をはると多くの生き物が集まってきます。田植えに汗を流している間に、近くのぬかるみにツバメがおりて、今年2回目の子育てのために必死に泥をついばみ、一生懸命運んでいました。
このように伝統文化や人と生き物の共存が肌で感じられる貴重な体験をすることができました。実学の場で得た気づきを大切にして、思いやりの心や食の大切さなど子どもたち一人ひとりの心も米の苗と同様に大きく育ってほしいです。

~子どもたちの修養日誌より~
〇「田んぼに入ったしゅん間、ドロッとした変な感しょくがして、冷たくてまるでヨーグルトみたいだなと思いました。」
〇「土がとてもねちょねちょして、なっとうの上をふんでいるかんかくでした。」
〇「土のねん度と水温の組み合わせがとても苦手なかんかくでなきそうでした。けれど、できたお米を食べるのが楽しみです。まちどおしいです。」
〇「私は、前から田植えを楽しみにしていました。足を田に入れたとき、何にもたとえられない感じでした。どろどろしているのに、少しさらさらしていて、それなのに少し固まっているような感じでした。田植えは想像をはるかに超えるほど楽しかったです。」
〇「苗を植えるとき真下を向かなければならなかったので背中はつかれ、とても暑くて少し汗をかきました。けれど、今回は良い汗をかきつつ、良いけいけんをしたと思います。このことをこれから先やると思われる妹達に話したいです。」
〇「田植えをして、農家の人たちは、とても大変だと思いました。今、私が食べているお米に感謝しようと思います。」
〇「田植えはコツと体力が必要だなと感じました。近年、高齢化が進んでいますが、こんなに大変なことができているからすごいなと改めて感じました。」
〇「田植えをしているときに、アメンボをみつけました。アメンボは、けっこう小さかったです。足はほそかったです。自然の虫を見れてよかったです。」
〇「わたしは、田植えを体験したことがなかった。それゆえ、たのしかった。アメンボなどがきたとき『同じ地球の住民だ仲よくしよう。』とたえていた。稲の成長がたのしみである。」
〇「稲を植えた時、アメンボがよってきて、うれしかったし、足だけがよごれたことも楽しかった。このまま元気に育ってほしい。楽しかった。楽しかった。ああ楽しかった。」

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