
健やかに生まれ、育まれなければならない
児童の幸福と成長に貢献することを目的とした大学院児童学研究科。
高度な専門研究へのチャレンジにより、あなたの知的創造の可能性は格段に広がっていくことでしょう。
わが国初の児童学部(児童学科・子ども心理学科)、教育学部(教育学科)の上部組織として位置づけられ、児童をめぐる高度の専門的学術理論および技法について教授・研究し、もって健やかに生まれ育まれなければならない子どもの幸福と成長に貢献することを通して、真に人間的情理に適った稔り豊かな文化・文明の創造に寄与することを目的としています。
児童に関わる高度の専門性(知識・スキル・思考力・臨床実践力)と豊かな人間性(倫理観・感性・社会性・コミュニケーションスキル)を併せもつ人材の育成をめざします。
児童に関する教育・心理・健康福祉・表現文化を中心とした児童関連諸分野についての総合的な教育研究を通して、児童の全体像を理解し、今日の児童をめぐる課題・解決へ向けての理論の探究と応用実践力の育成を図ります。
「初等教育」「幼児教育」「健康福祉」「表現文化」の4つの分野を総合的に配置したカリキュラムにより、各分野を有機的に関連づけ、児童を取り巻く様々な課題を探求するために、多角的な視点からの学習と研究を行います。
- 初等教育分野
- 児童の小学校教育段階における人間形成過程に焦点を当て、最新の教育研究の成果を教育実践現場にフィードバックし、ダイナミックな研究システムを構築します。小学校、教育行政機関・教育研究機関などで活躍できる人材の育成を目指します。
- 幼児教育分野
- 保育実践のフィールドにおける実践事例研究を通し、幼児との交流の中から、保育者が依拠すべき理論および技法を深く学習します。幼稚園・保育所、地域子育て支援センター、教育行政機関・教育研究機関などで活躍できる人材の育成を目指します。
- 健康福祉分野
- 乳幼児から18歳未満の子どものライフサイクルの中で、家庭や地域のもつ教育力や社会資源を活用する視点から、子どものウェルネス・ポジティブヘルスに関わる内容論・方法論・行政論などを専門的に学びます。医療施設、保健センター、社会福祉施設、児童福祉施設、地域の健康福祉関連のNPO・団体・ビジネスなどで活躍できる人材の育成を目指します。
- 表現文化分野
- 音楽・美術・体育、ダンス、児童文学、メディアクリエーション等について学び、自らの表現力とともに、幼児・児童の表現力の開発を図ります。社会教育施設、体育施設、民間文化事業(カルチャーセンター、文化施設、スポーツ施設など)、子ども関連の民間企業(マルチメディア、出版、玩具など)で活躍できる人材の育成を目指します。


専門分野が異なる複数の教員によるオムニバス方式で、学校や施設(鎌倉女子大学幼稚部・初等部、近隣の児童相談所)をフィールドとして、実際に研究を行います。 各専門分野のフィールド研究の方法論を深く学びながら、院生各自の研究テーマを空間軸(近接する研究分野との関わり)と時間軸(過去から現在への研究の流れ)上に位置づけることで、新たなフィールド研究の方向性を見出します。
初等教育の臨床的経験・調査、幼児教育における環境構成・児童文化、児童相談所の専門的援助活動の現状と課題、表現文化(音楽、図工、体育)について取り上げます。

今日の学校現場が抱える諸課題を解決することを目指し、小学校の国語・社会・算数・理科の授業研究を行います。
I群の国語では、教科書教材に基づいて、読解指導、授業の組織・評価などの教育技術を開発します。社会では、地域学習、産業学習、歴史・政治・国際理解について、教材開発、学習過程の評価、授業分析の観点から研究を深めます。
II群の算数では、問題解決能力と数学的な見方・考え方を深める算数の授業を探究します。理科では、現代の科学方法論の立場から、理想的な理科授業を検討します。
児童関連諸分野についての総合的な理解を深めながら、特に心理学を基軸として、子どもの心と行動について子どもが生きる自然・社会・文化的環境との相互関係の中で把握し、18歳未満の子どもの発達過程について連続的な視点からの学習と研究を行います。
- 発達臨床分野
- 子育て支援、幼児教育・保育現場での高度な知識と援助技法を修得することを目指します。遊戯療法・箱庭療法などの心理療法やムーブメント教育・療法が学習できます。
- 幼稚園・保育所・地域子育てセンターなどの子育て相談員、児童福祉施設心理療法担当員、NPOなどにおける子育て支援コーディネーター、幼児教室・音楽教室の相談員、最近子育て支援の実効的技法として注目されているムーブメント教育・療法担当者として活躍できる人材の育成を目指します。
- 学校教育臨床分野
- 学校および学校以外の教育現場における学校心理臨床・教育心理臨床の高度な知識と援助技法を修得することを目指します。特に通常学級に在籍するLD児、 ADHD児、自閉症児や不登校児、心の問題や発達上の問題を抱えている子どもに対して、心理・教育アセスメント、個別支援計画の作成、支援方法の提案ができるようにします。
- 幼稚園・小学校・教育センターのカウンセラー、適応指導教室や病院内学級の指導員として活躍できる人材の育成を目指します。

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受講者自身が鎌倉女子大学幼稚部・近隣の保育所・小学校・鎌倉女子大学中等部・児童相談所などのフィールドで観察を行います。これらの体験を通して、子どものリアルな姿を把握し、発達・学習支援の実際を理解するとともに、各自の研究課題を探索的に発見することを目指します。
発達臨床の立場による乳幼児期の遊びの観察、統合保育・教育の実際、児童への学級や保健室での支援、中学生における青年期の学校カウンセリング・心理療法の実際・虐待などに対する児童相談所の相談の内実や相談の過程を取り上げます。

ムーブメントアセスメントでは、子どもの身体運動(からだ)、言語・認知(あたま)、社会性・情緒(こころ)の発達の様相を把握し、支援の指針を得るためのムーブメント教育・療法に関連するアセスメント(MEPA-Rなど)について発達教育に必要な理論と活用方法を学びます。
欧州で発展し、我が国ではじめて開講される音楽ムーブメントは、音楽と動きが連携した実践学です。ここではその基礎と応用について演習を行います。
児童に関する関連諸科学の総合的な知識・スキルの修得を基盤としながら、「小学校教諭専修免許状」を取得し、小学校の指導的な役割を果たし得る教員(スクールリーダー)の養成を目指します。併設の初等部(小学校)と連携し、実際の小学校をフィールドとした授業と研究を実施し、理論と実践の統合化を図ります。小学校英語(外国語活動)についても学ぶ充実したプログラムを設置しました。
児童学の分野のうち学校教育学と関連の深い以下の分野から成り、小学校教育に関する科目を多数設置しています。
小学校教諭専修免許状の取得を目的とし、高度の教育理論研究と実践的指導力の培養に資するカリキュラムを編成しました。そのため、教職大学院の教育課程における教育研究5領域のすべてをカバーし、領域ごとに基本となる科目を設置しています。
- 初等教育分野
- 教育課程、教科等の指導方法、学校経営、学校教育と教員の在り方に関する科目を学習し、スクールリーダーとしての資質と、教科・道徳・外国語活動・総合的な学習の時間・特別活動に関する授業研究を通して実践的指導力を育成します。
- 表現文化分野
- 小学校教育の中で表現文化にかかわる音楽、図画工作、体育、英語コミュニケーションについて学習し、表現文化の中心を担う教員を養成します。
- 学校教育臨床分野
- 教育心理学を基礎として、キャリア教育、学校カウンセリング、特別支援教育などを学習し、生徒指導(児童指導)・教育相談の実践力を育成します。

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鎌倉女子大学初等部(小学校)をフィールドとして調査研究を行い、教育研究の方法を身に付けます。教育課程、教科等の指導方法、生徒指導・教育相談、学校経営、学校教育と教員の在り方について、学校をさまざまな場面で観察することによって、多角的に学校を理解し、学校教育と教師・児童に対する認識を深めます。
小学校で必修化された外国語活動に加え、私立小学校等で低学年から実施されている小学校英語の実践について、指導方法を学びます。理論だけでなく授業実践の研究や演習も行います。
- 幼稚園教諭専修免許状
- 特別支援学校教諭専修免許状(知的障害者・肢体不自由者・病弱者)
- 小学校教諭専修免許状
- 認定ムーブメント教育・療法上級指導者
- 学校心理士受験資格
- 臨床発達心理士受験資格

特別支援学校教諭1種免許所持者のグレードアップのために!-

- 特別支援教育特論
- 子ども発達教育臨床I
(ムーブメントアセスメント) - 子ども発達教育臨床II
(音楽ムーブメント) - 障害児の心理と教育
- 子ども心理療法特論
- 子ども心理療法演習
- 小児保健学特論
- 小児保健学演習
- 特別支援教育教育課程特論
- 子ども精神医学特論
- 子ども発達教育学
(ムーブメント教育・療法)特論 - 子ども発達教育学
(ムーブメント教育・療法)演習 - 特別支援教育コーディネーター特論
下記のような研究発表の機会を設けて、研究内容を深めていくとともにプレゼンテーション能力も身につけていきます。
- 研究プロポーザル
発表会 - 自らおこなっていきたい研究について現在まで明らかにされてきていることや研究方法などを中心に1年次11〜12月頃に発表をおこない、今後の研究(修士論文)の方向性を明確にしていきます。
- 中間報告会
- 2年の7月頃に研究結果を中心とした進捗状況について発表し、中間報告会で検討した内容も参考に研究内容をさらに深めていきます。
- 修士論文発表会
- 修士論文として完成し最終審査に合格した論文の内容について2年次の2月に公開発表会をおこないます。
- 大学院自習室
- 各自の机が用意されており、学習するなど大学院生の活動の中心となる部屋です。








